› marco.dog3 › 2009年05月08日

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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年05月08日

救われた命

今日 管理所にある小さな尊い命が失われる日でした

小さな テリアくらいの犬
この仔は今日 その小さな命が失われる日だったのです

しかし、「空の会」の代表と副代表が決意して
今日 この失われる命を救い出しました

保護情報の写真を見る限り 正直顔がどこにあるのかも
わからないくらい 毛がボサボサの犬でした



一体 どれだけの間 放浪していたのでしょうか
その小さな身体は本当に目がどこにあるのかすらわからない程に
糞尿で押し固められた毛に覆われていました
あまりにもひどい・・・・ひどすぎる・・・・



左腹部の白い部分は地肌がみえていました
固まりすぎた毛の重みで 根元からごっそり抜け落ちたのでしょう



表面からはバリカンの歯がたたないくらいに硬く
指とハサミをつかって 少しずつ 少しずつ 毛をカット
全体的に茶色だった毛の下からは まるでフェルトのような
灰色の毛が現れました



刈り取られた毛の一部
わかりますか? 毛が幾重にも層になっているのが



顔にも顎にもたくさんの固まりがついていました
少しずつカットしていくと それはそれはとっても可愛い
小さな とっても澄んだ目が・・・・



3人の先生達の手によって この小さな身体を覆っていた
糞尿だらけの毛はすっきりと取り除かれました
足の先は固まった毛によってひび割れ裂けていました
爪は伸びすぎて 固まった毛の中で変形した状態で伸びていました



途中 何度もあまりの痛さに 悲痛な泣き声を発しましたが
絶対に噛み付こうとはしませんでした
震えながらも じっと 大人しく我慢していました




この小さな身体を覆っていた 毛の固まりです
これだけの毛に固められて 動くのも排泄をするのも
どんなに苦しかったことか・・・・



最後に先生にシャンプーをしてもらいました
身体の毛はほとんど刈り取られてしまったけど
この仔にとっては 今まで背負ってきた苦しい事から
解放された気分じゃなかったのかな?



最後まで 人を信頼して 大人しくガマンしていたこの仔
とっても可愛いお顔をしてるんですよ^^



まだ 詳しいことやはっきりした事は何もわからないけど
先生曰く 断尾がしてあるし もしかしたらミニシュナかもしれないそうです

絶対にこの仔は野良ではなく
「人に飼われた事のある」犬だと思います
どういう理由で この仔が長い間彷徨うことになったのか
迷子なのか? 飼育放棄なのか? 捨てられたのか?
まだ 何もわかりませんが
絶対にこの仔が幸せになれるように がんばります

一度は消えかけた小さな「命」
今日があなたの新しい「命」の誕生の日だよ


最後に・・・・

こういったかわいそうな仔を作っているのは人間だと思います
そして こういった子を幸せにしてあげれるのも人間だと思います

犬や猫・・・命のある動物を飼うときには
一生涯 大事に愛情をもって 家族として育ててほしいと思います

人も動物も 同じ 「命」 なのだから・・・・



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     遅くまでこの仔の為に力を貸してくださった
     動物病院の先生そしてスタッフの方
     本当に ありがとうございました<(_ _)>
  


Posted by marco at 22:45Comments(8)わんこの時間